
いつものごとく何も考えずに書き始めてしまったので、
シド・バレット一考をどうまとめるか苦慮している。ロック本や音楽専門ブログとは違った切り口で書くと決めたことがいけない。完結したら手直しして一つに再編するが。
で、押入の中で埃を被っていた本をひっくり返して読み漁っているんだが、その参考資料の一つにフィリップKディック(注)のSF小説がある。バレットとディックがどう関係あるかはまだ内緒だ。
フィリップKディックで思い出したんだが、彼の小説を題材にしたメタル・アーティストは結構いる。アイアン・メイデンとか、以前紹介した
クィーンズライクとか。
今回紹介するブラインド・ガーディアンのこの曲もディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』をテーマにしている。そう、映画『ブレードランナー』の原作である。
因みに俺は『あそこの奥さん電気コケシの夢を見るか?』という超々近未来SM小説を書こうかと思う。
んなこたぁ、どうでもいいんだが、このブラインド・ガーディアンというバンド、日本でいうファンタジー・オタクである。
トールキンの『指輪物語』の外伝的エピソードをでっち上げてアルバム一枚こさえるほどだ。全巻読んだんだろう。恐ろしい。
で、面構えも冴えないし、よくわからん革ジャンとトレーナー、ケミカル・ウォッシュっぽいジーンズにプロケッズっぽいスニーカーという風貌に当時(1992年)笑撃を受けたもんである。あらやだ、「笑撃」なんて表現を使うボクもオタクっぺーわね。
しかーし、彼らの演奏能力とアレンジ・センスは非凡である。
誰でもわかるように曲調を説明すると、今は亡きXジャパンみたいなスタイルのバンドだ。いや、正確に言うと、YOSHIKIがブラインド・ガーディアンら1980年代にドイツで発生したメタル・バンドに影響を受けたんだが、そういった話はまた今度だ。
話を戻して、ブラインド・ガーディアンはジョシュ・バーネット(注2)みたいなもんだ。オタッキーだけどメタルやらせたら凄いよ、と。
時間、時間とは一体なんなんだ?
それを思うと何故心が痛むのか?
俺たちは機械じゃないのか?
時間とは一体なんなんだ!
−Time,What Is Time/ブラインド・ガーディアンフィリップKディックの頭がイカレているのか、ブラインド・ガーディアンがイカレているのかわからんが、あまり真剣に考えると気が狂いそうな話である。
で、これがスカしたミューズィッシャン(ミュージシャン、ではない。ミューズィッシャン、だ。)なら、上記のような歌詞の続きに「だから俺が手に触れられるものだけが真実/今触れている君の唇、この瞬間/二人で地図を書こう/世界を創ろう」なんて続けるんだろうが、彼らは渋谷のスクランブル交差点で日本刀を振り回してメッタ斬りにするように突っ走るんである。最高にサイテーである。
作曲家として分析すると、秀逸なパートが目立つ反面、スピードと力技でまとめている印象を受ける。
しかし、そういったドタバタ劇に一日三回センズリをぶっこいていた頃を思い出すのだった。
(注)フィリップKディック:二十世紀を代表するSF作家の一人。映画『ブレードランナー』の原作者として有名だったが、存命中は度重なる離婚と貧困に苛まされた。
貧困を顧みず、弱者に援助するという泣かせる一面もあったが、現在の栄光を享受する前に没する。
(注2)ジョシュ・バーネット:総合格闘家。UFC(アメリカ最大手の総合格闘技興行)で最年少王者になる。他、キック・ボクサー、プロレスラーとしても活躍。近年は新日本プロレスに在籍し、パンクラス、PRIDEのリングに上がっている。
ジョージ・ブッシュ似なルックスとは裏腹にアニメ・オタクであり、日本のオタク文化に精通している。入場曲は北斗の拳主題歌「愛をとりもどせ!」
テーマ:ロック・メタル - ジャンル:音楽
- 2006/04/06(木) 21:02:22|
- 音楽全般
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0